東京都利島(としま)村には16頭の野生イルカが棲んでいます。利島ドルフィンプロジェクトは、イルカの保護活動と、ドルフィンスイム&ウォッチングの共存を目指しています。
利島ドルフィンスイム 規定・注意点
〜利島ドルフィンスイム 規定〜
縁あって利島に棲みついたイルカたちが、船や人間が数多く接近し過ぎることによるストレスを抱えてしまうのを避けるために「利島ドルフィンプロジェクト」では、以下の規定を定めています。
次の注意点を守り、イルカにとっても、人間にとっても、楽しいドルフィンスイムになるよう、心がけましょう。
1、利島でのドルフィンスイム、ウォッチングは、原則として利島在籍の船舶(ボート)以外はできないものとする。
2、ドルフィンスイムは、1日につき、1隻あたり2回、1回の所要時間(出港から帰港まで)は最長で90分までとする。
3、2隻同時に、同じ場所でドルフィンスイムを行う場合は、交互にエントリーする事とし、イルカが遊ぶ時でも一定の時間で交代するようにする。
4、エントリーしてもイルカが寄ってこず、遊ばない時は、ドルフィンスイムを早急に中止する。
5、ゲストに対し、次の事項を周知・厳守させる。
利島の海は外洋であり、泳ぐには危険が伴うことをゲストに説明し、特に泳ぎの初心者に対しては、安全に気を配ることとする。注意事項を守らないゲストがいた場合は、ドルフィンスイムを中止、厳重注意し、悪質な場合は利島でのドルフィンスイムを、以後禁止する。
◎2013年度から追加される規定:
・ドルフィンスイムを12:30〜14:30まで休止する。
・12月〜2月末まで、ドルフィンスイムは休止する。
「利島ドルフィンスイムの注意点」の動画ができました。
〜注意事項〜
@イルカに触らない。触ろうとしない。
Aイルカを追いかけない。
B餌を与えない。
Cカメラのフラッシュは禁止。
Dイルカや他の人の上に落ちないよう、静かにエントリーしましょう。
Eイルカが寝ている時は、静かに泳ぎましょう。
Fイルカは水中にいることが多いので、水面ばかり探しても見つけにくいので注意しましょう。
G潜った時、ボートの下には入らないでください。スクリューのまわりも大変危険です。
H島の周りは潮が早く、特に海岸に近づき過ぎると危険です。自分のスキルを自覚し、無理をしないでください。
Iアクシデントが起きたときや船の上に上がりたい時は、手を大きく振って合図しましょう
Jイルカが遊びたがらない時や嫌がっている時は、早めに終了することもあります。
K海には思わぬ危険が潜んでいます。自分勝手な行動は命に関わりかねません。海へ出たら、船長の指示には”絶対”に従ってください。
L水中スク−タや、大きな人工音を発する器具は使用禁止。
海はイルカたちの世界です。陸に住む私たち人間は、「海の世界へおじゃまさせてもらう」、そんな謙虚な気持ちを忘れないようにしましょう。
“人間とイルカとのより良い関係”が いつまでも続くよう、
皆さんのご協力を心からお願いいたします!