東京都利島(としま)村には16頭の野生イルカが棲んでいます。利島ドルフィンプロジェクトは、イルカの保護活動と、ドルフィンスイム&ウォッチングの共存を目指しています。
イルカの楽園“東京” (Dolphin Sanctuary Tokyo) 計画
私たち「利島ドルフィンプロジェクト」は、利島周辺海域でのイルカの保護活動を充実させることはもちろん、日本の首都「東京」を、世界に誇れる「イルカの楽園」(Dolphin
Sanctuary Tokyo)として、また、環境保護のシンボルとして世界に発信していきます。
国連によって「2008年」が「国際イルカ年」と定められ、国際的に広く野生イルカの保護が訴えられたことでもわかるように、今、環境保護のシンボルとして、イルカが注目されています。
ホエールウォッチングと共に広まったイルカウォッチングは、観光産業としての地位を確立。また、最初は極々一部の愛好者だけが行なっていたドルフィンスイムも、既に30年の歴史を持ち、今や世界各地でイルカとふれあえる場所が増え続けています。そういった視点で日本を見たとき、野生イルカと会えるポイントは全国に点在しますが、ドルフィンスイムが可能な場所は限られており、小笠原諸島と伊豆諸島の御蔵島、利島が挙げられます。
そう、お気づきのとおり、それら全てが、東京都に属しているのです。野生イルカと一緒に泳げる場所が、その国の首都というのは世界中で日本だけです。これは、世界に誇れる日本の、そして、東京の財産と言えるでしょう。
私たちが目指している「イルカの楽園 東京/Dolphin Sanctuary Tokyo」計画は、東京都島嶼地区の自然財産でもある「野生イルカ」を、更なる環境保護意識の向上を伴った形の観光事業、すなわち、「海のエコツーリズム」として生かしてゆこうという観点から発案されたものです。幸い、各島ではそれぞれ自主ルール等をつくり、野生イルカの保護に努めてきた実績があります
数年前から、御蔵島に棲んでいたイルカが、伊豆諸島の他の島々にも移住した例が複数報告されており、イルカの生息域が、かなり広がっている可能性が高いと思われます。
私たちは、利島周辺海域のイルカの保護活動を充実させることはもちろん、各島々に呼びかけ、東京都島嶼地区全体で協力体制をとりながら、イルカ保護の体制作りを目指していきます。
皆様のご協力、ご支援を心からお願いいたします。
利島ドルフィンプロジェクト